ボンソワー、ズッカです!
渡仏4ヶ月が経過しました!
毎月の恒例?となった自分を見つめ直す記事として本日も行ってみます!
渡仏4ヶ月経過
正直、この1ヶ月は結構シンドかったですね。
気づけば学校のクラスの生徒も入れ替わり、以前と比べて授業の内容も格段にレベルが上がりました。
内容が社会的、専門的になることで、相手の喋っている内容がわからない、うまく自分の意見を表現できない、言葉に詰まる、これらの要素が自分の無力さ、非力さを極端に露呈しました。
何度この悔しい思いを味わえば良いのかと、自分のやり方がいけない、単純に自分の容量が悪いと、とにかく自分を責めることしかできず、どんどん自分を悪循環に陥らせていました。。
3ヶ月が経った時点で、自分が思い描いていた理想と現実のギャップや焦りを感じ、今思えば、なんとか自分の現状を受け入れようと、自分自身を慰めるような感じで先月の記事を書いていたんだと思います。
多分、以前のdébutantの時の留学経験からか、過度な期待をし過ぎていたのかもしれません。
そんな短期間で見違えるような変化を感じていたら、誰も苦労しないわけで。(中にはそういう才能に満ち溢れた人もいると思いますが)
日本にいた時は自分ひとりで勉強していたため、周りを意識することはありませんでした。しかし、今こうして世界各国から集まる人々を目の当たりにして、良くも悪くも自分の身の丈を知ります。
そもそも、どの言語を母語にもち、英語をすでに流暢に話せたりするなどのバックボーンによって、上達には大きな差があるため比べるのがナンセンスかもしれません。(恥ずかしながら、ぼくの英語は旅行会話程度の中学生レベルです。。)
ほんと最近から、何かが吹っ切れたのか気持ちが軽くなりました。
フランスに居る意味を問う
以前の記事で、日本にいた時とフランスにいる現在との生活スタイルは変わらないという風に述べました。
そんな中、ある日、ルームメイトのシェフに言われました。
「もっと外出た方が良いぞ!」
「ナンパでもしたらどうだ?日本から来てるんだから失うものは何もないだろ!」
核心を突かれたのか、なんかスゴイ、グサッと来ましたね。
それから何度も何度も自問自答しました。
今のこのスタイルでフランスにいる意味はあるのか?
フランスで出来ることはなんだ?
フランスでしか出来ないことはなんだ?
自分、このままでいいのか?
もうね、完全に呑まれていました。
色々な焦りや上記の悪循環が、ただただフランス語を勉強するという偏った考えしか生み出さなくて。
もちろん、それは間違いではないんですが、一番大事なのは練習と実践のバランスです。
確かに、家で机に向かって文法や熟語を覚えるのは綺麗な言葉遣いをする上でとても大事なこと。
だけど、言葉を学ぶ上で一番大事なことはコミュニケーションをはかろうと飛び込んで行くこと。
せっかく現地にいるんだから、この機会を最大限に利用して上げなければ意味がありません。
フランス語を始めたての頃にモンペリエに短期留学したときは何も恐れずに、ブラブラカーを実践して使ってみたり、頻繁にバーに行ったり、とにかくアクティブでした。家で勉強した記憶なんてほぼありませんし、今思えばこれらの経験が自分のフランス語の基礎を作ってくれたと言っても過言ではありません。
あの頃のぼくは、別に言っていることが分からなくても、それはしょうがないと気にしていませんでした。出来た自分を褒めては自信に繋げていました。
思い返してみると、フランス語の表現を覚えたてだったぼくは、とにかく覚えた表現を試したくて「Vous êtes jolie(キレイですね)」なんてわざわざお店の店員さんに言ってみたり、ニューヨークで出会ったフランス人の少年たちには「Je me branle 100 fois par jour !!」なんてフザけてみたりもしました。後者はかなりアレな内容なんで、意味は伏せておきます(笑
ところが、少しの知識を身につけたぼくは、いつしか知らないうちにつまらないプライドだとか見栄に縛られて自分を守ろうとしていたのかもしれません。
昔の初心を思い返しながら、今は前よりも積極的にバーへ運んだり、とにかく人と話す機会を設けるようにしています。
言葉は生きている
言葉は生き物です。
スラングや若者言葉、これらは現地で生活をし、実際にネイティブの方と交流しなければわかりません。
語学はなんと言っても会話であることをこれまで以上に実感しています。
当たり前かもしれませんが、喋れるようになりたかったら喋る、とにかく喋るしかないのです。
あの時、ああ言えばよかった。
ここに気づき、次回に備えて言えるようにすることが大事なんだと思います。
会話をしなければここに気付くことすらありません。
それから、間違えたり、恥をかいたりした時のことは人間中々忘れません。
会話の中に飛び込んで、こういったことを認識することが重要なんです。
複数のネイティブを前にすると彼らが何を喋っているか分からないなんてことはよくあります。
それは最初は仕方ないことかもしれませんが、聞き取れる言葉をパズルのピースのように拾い集め、聞き取れる箇所を回数を重ねるごとに少しずつ増やしていけば、徐々に純度は高まり、いずれはパズルの全体像が見えてくるようになるんだと思います。
辛抱強く、長い目で見守っていきます。
まとめ
ストラスブールでの生活も折り返し地点に来ました。
この地を離れるのはすでに惜しくもありますが、安定してしまうと新しいものを得るのは中々難しかったりもします。
ゼロから新たな環境で自分を適応させて新しい人間関係を築いたりするのって、結構大変だと思いますが、そこで手に入れられるものはまた新たなモノを運んでくれるはずです。
ここから折り返しのストラスブールを更に満喫しようと思います!!
この記事がフランス留学中の方、フランス語を嗜む方の励みや参考になれば幸いです。
やってやりましょうよ。
では、みなさんボンソワレー!!