読書から学ぶこと。フランス語はフランス語から学ぶな!?
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ボンソワー、ズッカです!

突然ですが、ぼくはこれまで読書をしませんでした。

ぼくの親、特に母親は図書館に勤めていることもあり読書家です。

そんな母親からは、耳にタコができるほど「本は読んだ方がいい」と聞かされてきました。

これまでなぜぼくは読書をしてこなかったのか?

答えは極めて単純です。

読書をする時間があるなら他のことに時間を割きたいという考えを持っていたから。

そんなぼくではありますが、気胸を機に読書をするようになりました。

療養中はこれまでに比べて時間があったこともあり、たまたま妹からホリエモンこと堀江貴文の『すべての教育は「洗脳」である』を、「これ、面白いから」と渡されて試しに読み進めてみるのでした。

すると、これがオモシロイのです。

もっと、この人の考えや作品を読んでみたいという好奇心に駆られてこれまで8作品を読破し、この1ヶ月で計15冊の本を読みました。

今、ぼくはかつてないぐらい読書にハマっています!

人生の中でこんなに読書をしたことはないと断言できます。

今回ハマる前に最後に読んだ作品は確か、夢野久作の『瓶詰少女』だったような・・・もうかれこれ8年も前の話。

ここ1ヶ月は本を読むのが日課となり楽しみになっています。

そんな傍、近年は読書離れなんて言葉も耳にします。

確かに世の中には、テレビ、ラジオ、ネット、新聞、雑誌、etc...様々な媒体がはびこっていますし、今や手軽に情報を入手することができる時代です。

しかし、改めて読書を通じて思ったことは、本には専門的な知識や思考が記されているんだなと。

何を当たり前なことを言っているんだ!と思われる方もいるかもしれません。

でも、よくよく考えると、ここまで濃密に鮮明に表されている媒体って本以外にあるのか?とも考えさえられます。

また、読書をすることで、他人の思考や経験を読むことはその人の頭の中を覗いているようでとても興味深く、時にそれは自分とは全く異なる解釈の仕方だったり、時にそれは自分と酷似するものがあったりもします。

みなさまご存知のように、読者などしなくても専門的なサイトや特化ブログもネット上には存在しているのも事実ですが、製本された書籍には編集や推敲などのプロの手がかかっていることから、やはり一番専門性と信頼性に富んでいる媒体であると断言できます。

冒頭でも述べましたが、正直、以前のぼくは「本を読む時間があるなら、フランス語を勉強した方がいい」と考えていました。

しかし、音楽における恩師から頂いた言葉をふと思い出しました。

「音楽は音楽から学ぶな」

音楽を音楽だけから学ぶのではなく、日々の生活の中から芸術的感性を高めて(例えば映画や絵画を通して五感を刺激する)、それを音楽に還元すると言った趣旨になります。

フランス語においてもこれが言えるのではないかとぼくは思いました。

「フランス語はフランス語から学ぶな」

ぼくはフランス語を勉強し始めたことで、視野が広がったつもりになっていました。

フランス語を勉強することだけがフランス語のレベルアップに繋がると、頭でっかちな偏った考えにとらわれていました。

フランス語を勉強することでフランス語のスキルを上げるのは言ってしまえば、当たり前のこと。

フランス語を勉強することだけがフランス語に繋がるのではないと、ぼくは言いたいのです。

もっと広い視野を持って、それをフランス語(語学学習だけではなく日常生活においても)に還元する。

たとえ読書で得られたモノがすぐに役立つものではなくても、培われた知識はいずれ点と点を結ぶ線となることでしょう。

読書をすることで、様々な知識や考え方が身に付きますし、それはぼくらの思考を活性化させます。同時にそれは日本語を勉強することでもあります。

日本語を勉強するということは、日本語からフランス語にアウトプットするにあたっての過程にも当然影響を与えます。

よって、読書は語学への何かしらの効果をもたらすと言っても過言ではありません。

それに、以前のぼくなら「読書をする時間がない」と言っていたことでしょう。

でも、気づきました。

時間は自分で作るものだと。

本当にやりたいことなら、たとえそれが10分だろうが20分だろうが時間を割くことは容易なんです。

身を以て感じました。

ぼくはまだまだ無知です。歴史上のことも世の中の仕組みも知らないことが多いです。

でも、ぼくには色々なことを知りたいという好奇心があります。

強い好奇心はいずれ知識となります。

知識はぼくらを高めてくれる最高の武器です。

この好奇心がなくならない限り、ぼくらはたくさんのことを学び知ることができるのです。

読書から得られるものは想像以上に大きいです。

これからも自分のペースで読み続けていきます。

では、みなさんボンソワレー!

 

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