海外旅行をするにあたって、旅のお供として活躍するのがスーツケース。
旅先で使う必要なものを詰めて持っていくのはもちろんのこと、旅先で得たお土産や戦利品を詰め込むのもまたスーツケースの役目。
旅行の頻度が少ない場合は、都度レンタルサービスでスーツケースをやりくりするというやり方もあるみたいですが、晴れてせっかく遠くまで飛行機に乗って旅行するんだったら自分専用のマイスーツケースを持ちたいですよね。
その代表格、スーツケースの大御所と言っても過言ではないリモワは創業120年を超えた今日も世界中で多くの人から愛され支持されています。
ぼくも初めてフランス旅行に行くときに用意したスーツケースがリモワで、かれこれ6年ほど愛用しています。
これまでに3度のリモワスーツケースの購入歴があるので(うち一回は親の付き添い)、多くの人にリモワの素晴らしさを知ってもらいたい、そして、ぜひ海外旅行に行くのなら一度は手に取り、見て頂きたいというリモワへの愛情?を込めながら、本記事を書きたいと思います!!
はじめに、今回リモワの購入にあたり、以下のサイトを参考にさせて頂きましたので、ここにシェアします。
https://jalグローバルクラブ.jp/topic-rimowa-hetzenecker
RIMOWA(リモワ)について
RIMOWA(リモワ)は1898年創業。ドイツのケルンに本社を置くスーツケースメーカーで、長い間ジェラルミンケースの製作に力を入れていましたが、2000年以降は、軽さに定評のあるポリカーボネート製の製作も行なっているとのこと。
要は、歴史のあるドイツの老舗ってことです!
ちなみに日本の同時期創業の業者はというと・・・有名どころだと1889年の任天堂ですかね。
任天堂創業開始の100年後にぼくが生まれたという誰も求めていない情報をあえてここに書いておきます(笑
RIMOWA(リモワ)の製品
リモワの製品は基本的に新品購入してから5年保証です。
5年以内であれば、スーツケースの修理は無償で行えます。
また、現行品はすべてTASロックに対応し、空港での係員による解錠もこれによりスムーズに行えます。
現行のモデル
リモワは2018年に創業120周年を迎え、従来のデザインからモデルチェンジを行いました。
ここでは五種類の現行モデルを紹介します。
CLASSIC
クラシックの名に相応しく、RIMOWAの中で歴史深く、老若男女問わず支持されているのがこちら。
アルミニウムのボディにステッカーを貼って個性を出すのも、このモデルが一番映えます。
正規購入ではカスタムが行えるので、タグ、ハンドル、ホイールを自分好みにしてオリジナルスーツケースにすることも可能。
ESSENTIAL
旧名の「サルサ」に聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
こちらは実質そのサルサの後継機に値します。
スーツケースの開閉部がジップ式になっているのが特徴。
RIMOWAはポリカーボネイト製のスーツケースを初めて世に出したことでも知られています。
ポリカーボネイトの元祖であり、大御所的な位置を占めるのがこのモデルと言い換えることもできます。
カラーバリエーションが一番豊富なモデルでもあります。
ESSENTIAL LITE
上記のESSENTIALモデルを更に30パーセント軽量化したモデル。
軽くしつつも耐久性を維持した理想的なスーツケース。
開閉部はESSENTIAL同様にジップ式を採用。
ESSENTIAL SLEEVE
ESSENTIALを基本にしつつ、形状が従来のRIMOWAのスーツケースと違うのが大きな特徴。
ラップトップ収納を目的としたスリーブが搭載されていることから、ターゲットはビジネスマンと考えられます。
ラップトップ収納スペースが示すように、大きさは機内持ち込み可能なものしか展開されていません。
HYBRID
CLASSICとESSENTIALの融合モデル。
ポリカーボネイトのボディが施されて、スーツケースの開閉部にはジップではなく、CLASSICやORIGINALでお馴染みのものを仕様。
アルミニウム・マグネシウム合金の持つ頑丈さと、ポリカーボネイトの軽さ、それぞれの利点が組み込まれているのが特徴。
HYBRIDのホワイトが個人的に気になります。
ORIGINAL
チタニウムを用いた上品で高級感あふれるモデル。
強度を保ちながら、軽さにも配慮が行き届いたRIMOWAブランドを象徴するスーツケース。
ステッカーとの愛称は個人的に、クラシック同様にシルバーがダントツ。
トパーズやブラックはもっと無骨に年季を楽しむと言った感じでしょうか。
オススメのモデル
正直、どのラインナップを見ても魅力的で選択に迷います!
RIMOWAの歴史を踏まえると、その100年以上も受け継がれているリモワの歴史的背景からジェラルミン素材を使用しているORIGINALまたはCLASSICを購入するのが望ましい気もしますが、ポリカーボネイトを業界に初参入したのがRIMOWAなので、ESSENTIALも捨てがたい。
そうなると、ORIGINALもしくはCLASSICの選択肢はもちろんのこと、ESSENTIALとこれら二つの良さを取り入れたHYBRIDの三択が良いような?
もう、この辺は予算と好みです!!
一番安く買える方法
ズバリ、一番安く買える方法は観光がてらドイツに行くです!!
もっと詳細に言うと、ドイツのミュンヘンにあるカバン専門店「Lederwaren Hetzenecker」というお店に行って購入することです。
多分ここまでの情報はこれまでにググったことのある方はもうすでにご存知かと・・・。
しかーし、ここからは実際にぼくが現地に出向いてリモワのスーツケースを購入して感じたこと「ザ・2019下半期最新版」でお届けしたいと思います!!
Lederwaren Hetzeneckerの行き方
Lederwaren Hetzeneckerはミュンヘンに4店舗あります。
ぼくは実際に4店舗に直接足を運んでスーツケースを吟味しました。
ここではそれぞれの店舗の様子も同時にお届けしたいと思います。
1.カールスプラッツ(Karlsplatz)店
おそらく、一番わかりやすく、多くの観光客がまず最初に目を止めるのがこの店舗でしょう。
店舗のすぐ横には噴水があり、場所的にもとてもわかりやすいです。
リモワのコーナーは分けられているため、外からでもすぐ目に付きます。(画像の左側のおじさんの前のウィンドウ)
入ると中国人の先客がいました。やはり、安いので、みんなリモワを求めてここに来るのでしょうか。
住所:Karlspl. 8, 80335 München
営業時間:9時半〜20時
定休日:日曜
2.ノイウハウザー通り(Neuhause Str.)店
続いて、カールスプラッツ店を後にし、カールス門をくぐって400メートルほど前進する(徒歩6分)と、2店舗目のLederwaren Hetzeneckerが見えてきます。
こちらの店内は前述の店舗に比べると、少しごちゃごちゃした印象を受けました。
入って奥に進むとリモワのスーツケースたちが、「我先に!」と個々に主張しながら購入者を待ち受けています。
リモワの宝石箱や〜というセリフが聞こえてきそうな・・・それはないか。
こちらの店舗内でRIMOWAの値段表を発見したので、参考がてら載せてみます。
住所:Karlspl. 8, 80335 München
営業時間:9時半〜20時
定休日:日曜
3.タール(Tal)店
ノイウハウザー通りを更にまっすぐ進み、ミュンヘン新市庁舎の前を突っ切って行きます!
旧市庁舎も通り過ぎて、KILO SHOPが見えれば、タール店はすぐそこ!
ここは1のカールスプラッツ店同様に、リモワのスーツケースが綺麗に陳列されて見やすくキレイな印象を受けました。
住所:Tal 35, 80331 München
営業時間:9時半〜20時
定休日:日曜
4.ゼントリンガー(Sendlinger)店
最後にご紹介するこちらの店舗がぼくの中でイチオシ!!
店内に入ると、気さくで愛想の良いおじさんが話しかけてくれました。「リモワを探している」と返すと、すぐに二階に案内してくれました。
リモワは二階に広がっています。並び方は、まずまず。
後述しますが、ぼくの目当てのスーツケースの値段はこれら4店舗の中でここが一番安かったのです!!
その安さと最初に話しかけてくれた気さくなおじさんの好印象との相乗効果で、ここでの購入を即決意。
やっぱりね、良い店員さんに当たると不思議と「ここで買い物をしたい!」と思うんですよね。
てなわけで、購入後に「ブログで紹介したいから写真撮って載せても良いですか?」と聞いたところ、「良いぜ!」との返事をもらったので、店員さんの写真を載せます!!
横のおばさんはレジを担当してくれました。この二人が夫婦なのかどうかは未確認のため不明・・・。夫婦だったら、微笑ましいな。
二人ともとても愛想がよく、免税手続きについても丁寧に説明してくれましたし、ちょっと街を散策したいからあとでスーツケースを取りに来たいという要望にも快く応えてくれました!!
住所:Sendlinger Str. 33, 80331 München
営業時間:9時半〜20時
定休日:日曜
どれぐらい安く買えるのか?
Lederwaren Hetzeneckerでリモワのスーツケースを買う場合、基本的に表示値から10%オフです。
現金で買えば、更にそこから10%オフになります。クレジットの場合の割引率は5%です。
ぼくは当初、現金で買えば20%オフだと思い込んでいましたが、そういうわけではありません。
例を挙げると、表示値が1000ユーロの場合、まず10%オフで900ユーロになります。
現金支払いの場合、そこからもう一度10%オフを適用し、810ユーロが店頭での支払い額です。クレジットの場合は、855ユーロということですね。
ここから更に11%の免税を考慮すると、89.1ユーロ(現金の場合)、94.05ユーロ(クレジット)が戻って来る計算になります。
一万円弱も戻って来るなんて、お得感満載じゃないですか!?
店舗によって値段が違う!?
今回はトパーズチタニウムの86リットルを買う目的でミュンヘンまで向かいました。
まず最初に、カールスプラッツ店に到着。
店内でRIMOWAを探していることを伝え、目当てのモデルを探している最中、ネット上で見た情報と値段に差異があることに気が付きました。
「あれ?おかしいな?なんか少し高くね?」と感じ、店員さんに尋ねてみました。
なんと、2019年8月からリモワの商品が値上がりした模様・・・。
少しでも安く買いたかったので、店舗に差異がある可能性も確かめたくて、時間に余裕があったことからミュンヘン全てのLederwaren Hetzeneckerを訪れることに決めました。
ぼくの予想は的中で、モノによっては店舗によって金額に差がありました。
そのため、余裕のある方は店舗をハシゴして値段を比べることをオススメします。この差が結構大きいので。
ちなみに購入したのは、オリジナルのトパーズゴールド(86リットル)で1040ユーロでしたが、ぼくが購入した以外の店舗では1090ユーロでした。
いずれも割引前の価格ですので、現金購入の割引後は840から885ユーロになります。
ミュンヘンのリモワにも視察に行ってみた
遥々ミュンヘンまで来たわけですから、せっかくの機会なので、Lederwaren Hetzeneckerとの比較も兼ねてリモワ正規店にも行ってみました。
ここでは本場のRIMOWAの正規店の雰囲気をお伝えしたいと思います。
ミュンヘンには正規店舗が二つあります。
どちらも街中にあるのでアクセスしやすいです。
RIMOWA ディーナー通り店
1つ目は路面店で、新市庁舎を超えてすぐのディーナー通りにあります。
路面店はちょっと、客入りも疎らで店内の写真を撮れるような雰囲気じゃなかったので、そこはご愛嬌で・・・笑
あの高級な佇まいの中でパシャパシャやる勇気はなかったな。。
住所:Dienerstraße 19, 80331 München
営業時間:10時半〜19時(土曜のみ18時まで)
定休日:日曜
RIMOWA OBERPOLLINGER(百貨店内)
2つ目はLederwaren Hetzenecker(カールスプラッツ店)からすぐのOBERPOLLINGERという百貨店の中のフロア4(日本でいう5階)にあります。
OBERPOLLINGERのリモワ正規店の男性店員さんの接客がとても優しくて良い感じでした。
店舗の雰囲気はこんな感じ。
路面店とは違い、百貨店の中に位置しているので、入りやすく出やすいのが良いですね。
写真も撮りやすい雰囲気だったので、このように上手く様子をお伝えすることが可能です!!
住所:Neuhauser Str. 18, 80331 München
営業時間:10時半〜20時
定休日:日曜
現地のRIMOWAを訪れてみて
当然ですが、Lederwaren Hetzeneckerよりも品揃えが豊富で、ディスプレイの仕方も含めて一点一点の存在感や高級感はこちらの方があります。
正規店だから当然といえば当然なのですが。
買う買わないは別として、現地のリモワ正規店の雰囲気を味わうのも良いかもしれません!!
安く買えても、正規店の上質なサービスは忘れられない
ぼくは2013年に、初海外でフランス旅行を決めた際に、丸の内のリモワ正規店でトパーズチタニウムの86リットルを購入しました。当然、日本の正規店での購入だったので、今回のような手厚い割引は一切ありませんでした。しかし、その時に案内をしてくれた木村さんという年配の女性店員の方の接客が本当に素晴らしくて、とても嬉しい気持ちになったのを強く覚えています。
その時の詳細は以下の記事で綴っているのでよければ、ご覧ください。
今回は安く買うという内容がメインなので、ドイツでの購入を視野に入れた方法をご紹介しましたが、どうしても難しい方は丸の内のリモワ正規店に足を運んでみて下さい。問題は、木村さんがまだ居るかどうかですが、もしまだいらっしゃるのであれば、ぜひそこで本物を手に取り、優雅で上質な接客を感じて頂きたいです。
ぼくはあの時に定価でリモワのスーツケースを買ったことを後悔していませんし、むしろ逆であの時あの場所で購入して本当に良かったと思っています。こうして話のネタにもなりますし!!
リモワ銀座七丁目の修理サービスの対応も迅速で非常に素晴らしかったです!!
まとめ
RIMOWAのスーツケースの購入は、時間があれば、ドイツで買う前に日本の正規店で一度ご覧になって、それから現地の正規店でも見て、そしてLederwaren Hetzeneckerでお気に入りのものがあったら購入するという方法が三度にわたって楽しめる方法かなと個人的には思っています。
決して安くはない買い物かもしれませんが、その価値は長く使い続けることで値段以上のモノに匹敵しますし、あらゆる旅先での場面を想い出としてぼくらに届けてくれるでしょう。
この記事がRIMOWA購入の参考になれば幸いです。