ボンソワー、ズッカです!
昨今では国際化が進み、日本へ訪れる観光客も増え、街で外国人の方を見かけることは何ら珍しくありません。
ぼく自身も何度も英語で道を尋ねられた経験があります。
英語の義務教育を最低3年は受けているにも関わらず、ぼくら日本人は世界から「英語が話せない」というレッテルまで張られているのも事実。
隣国の韓国や中国の英語力はぼくらよりも高いです。
そこで、今日は「日本人は英語が話せない」と言われるのはなぜなのか?について考えてみたいと思います!
日本の英語教育
第一の問題として挙げられるのが学校の教育事情。
多くの方々は中学校、高校とあわせて6年間、英語の勉強をしてきたと思います。
だけど、ほとんどの人が英語を勉強する必要性を感じられずにいたのではないのでしょうか。
ぼく自身もそのうちの一人で、特に意味もわからないまま、学生時代はその場しのぎの勉強をしていました。
とりあえず必須だから、やっていた。これに尽きます。
おまけに勉強しても、海外旅行へ興味を持つまでは日常生活の中で使う機会なんてまったくありませんでした。
そう、良くも悪くも、日本の生活において英語を使う必要性っていうのはほとんど感じられないんですよね。
だから、必然的に英語との距離感が生まれてしまい、当然話す機会もないのです。
ここで強調したいのが、英語は確かに学問のうちの一つではありますが、その前にコミュニケーションのツールの一つだということ。
母国語でない言葉で意思疎通をしあうという楽しさがわからないことには、継続して勉強しよう!とはなりません。
だから、もっと「母国語じゃない言葉で、意思疎通を図る楽しさ」っていうところに重きを置けば、意識は変わるでしょう。
一般的な英語教育は、ペーパーテストやセンター試験での対策が優先されるばかりで、英語を話すということが埋もれがちです。
どちらかと言うと、覚えたもん勝ち。それも間違ってはいないのですが、喋ると書くのは似て非なるもの。
喋ると言う行為は、脊髄反射のようなものですからレスポンスの速さが命。
どうしてもアカデミックな教育方法だけに縛られると、コミュニケーションの楽しさが薄れてしまいます。
そのせいか、「英語=難しくて大変」ってなってしまっているんですよね。
これは非常に勿体無いことです。
本来、言葉を学ぶと言うのは、自分のインプット、アウトプットを豊かにすることです。
それらが豊かになれば、会話に奥行きが生まれ、より自由に円滑にコミュニケーションを取ることが可能になります。
しかし、どうしても難しい文法事項や暗記だけに縛られると、楽しめるものも楽しめなくなってしまいますよね。
それから、ぼくの経験上、語学はコミュニケーションを取る場を設けないと、絶対に楽しくありません!
これは断言できます。
机に向かって勉強して、ただひたすら単語を覚える。
これのどこが楽しいでしょうか?
対、人でないと言葉の楽しさは伝わりません。
その楽しさがあった上で、初めて自分自身で勉強をするということが成り立つのです。
楽しいというのは、物事を続ける、勉強する上での最低条件です。
これがないことには始まりません。
ぼくはフランス語を勉強していますが、本当に楽しいです。
難しいと感じる時もありますが、それよりも楽しいという気持ちの方が圧倒的に勝っています。
だから今日まで続けられています。
そして、よく聞くセリフ。
「英語が話せたらなぁ」
こう思ってる方はたくさんいると思います。
ぼくの周りにも多いです。
流暢にとは言わなくても、旅行先で自分のしたいことや、尋ねたいことすらも聞けない、聞き取れないっていうのは本当に勿体無いと思いませんか?
自分の名前を伝え、「初めまして」と言い、そこから先は・・・っていう。
これじゃなんの面白みもありません。
文法も熟語も重要ですが、とにかくコミュニケーションを取る場所、インプットおよびアウトプットをする場所、使う機会を増やしてやらないことには語学の楽しさは得られません。
これが日本の英語教育に足りない要素です。
英語が話せたら〇〇ができるとか、そういう可能性を学習者に伝えることが、モチベーションを生むキッカケになると考えられます。
日本人は英語が話せない?
こういう話もよく聞きますよね。
即効性に欠けるのが日本人の英語の特徴です。
読み書き、文法は理解しているんだけど、パッと瞬間的に口に出てこない。
これは単純に読む練習が足りてないから。
ぼくらは国語の授業で、音読を何度もさせられましたよね?
これが不足しているため、「日本人は英語が話せない」と言われてしまう原因の1つでもあります。
恥ずかしながら、ぼくの英語は中学生レベルに毛が生えたものだと痛感していますが、その中学生レベルの英語表現すらもパッと出てこないというのが日本の英語レベルの現状です。
ぼくらは一体、学校で何を学んだのでしょうか。
それに、ぼくら日本人の先入観からすると、欧米人はみんな当たり前のように英語を話すと思いますよね?
ぼくも語学に関心を持つまではそう思っていました。
でも、実際に海外でたくさんの国々の人に会うことによって、これは大きな間違いだったということに気づかされました。
当然、英語圏のネイティブの方はバリバリ英語を話します。
ですが、ヨーロッパではどうでしょう。
英語を公用語とする国は、イギリス、アイルランド、マルタだけです。その他の国の公用語はどこも英語ではありません。
どの国も日本と同じように英語教育は行われますが、話せるか話せないかは人によります。
この辺は日本と同じですね。
ただ日本と違う点は、彼らは臆さずに文法が間違っていようがなんだろうが、とにかく話そうとするということです。
これはぼくらも見習うべきところだと思います。
間違った英語でもなんでも話すこと、伝えることが大事なんです。
完璧に話す必要なんてありません。ぼくらはネイティブじゃないんですから、間違って当然なんです。
ぼくの経験からすると、英語を母語としない人同士で話すことは双方にとって安心感と親近感を与えます(笑
以前、イタリア人、スペイン人、ブラジル人の友達と英語で話したときは、お互いに流暢ではなかったため、かえってそれが距離感を縮めてくれました。
欧米人だからと言ってみんながみんな英語を話せるわけではないから安心してくれ!と、英語に苦手意識のある人にぼくは伝えたい!!
世界の公用語は英語になっていますが、英語を母語とする国の方が圧倒的に少ないのですから。
まとめ
日本人は英語が話せないと言われる理由まとめ
- 「英語、語学=難しいもの」になっている
- コミュニケーションを取る場、アウトプットする場、使う機会が少ない
- 読む練習の不足
以上になります。
ぼくは語学に無限の可能性を感じています。
それを少しでも多くの人に知ってもらいたいし、伝えていきたいです。
ぼくは今、フランス語に重きを置いて勉強をしていますが、英語であろうとフランス語であろうとスペイン語であろうとドイツ語であろうと、どの言語も勉強方法に変わりはありません。
長い長いマラソンではありますが、歩みを止めることなくこれからも勉強していきます。
では、みなさんボンソワレー!