
ボンソワー、ズッカです!
実におよそ一年半ぶりに帰国しました。
5月いっぱいで学校が一区切りし、家を引き払うタイミングだったこともあり、南仏を小旅行した後に帰国しました。
かれこれ日本に戻ってから、すでに約ひと月ほどの時間が流れました。時間の流れは、あっという間。
感じた違和感
現金を使うこと
まず、成田からの電車に乗るにあたり、切符を買う必要がありました。
Suicaにチャージをして都内まで向かい、その後は新幹線に乗る必要があったので乗車券と特急券を購入。
フランスではすっかりカード払いが定着しているので、普段50ユーロ以上(約 6,000円相当)の現金を持つ習慣がありませんでした。しかし、日本ではよっぽどの大金でない限りは未だに現金払いが一般的であることから、フランスがカード社会であることを帰国してまず始めに感じました。
カードに慣れると、現金ってしょうじき面倒くさいんですよね・・・小銭がジャラジャラして重たいし財布の中はかさばるし。
電車内の雰囲気
久しぶりに母国へ戻ってきて、成田空港から電車に乗ってまず感じたこと・・・電車内の静けさ。
あまりにも静かだったため「あれ?電車の中ってこんな感じだったっけ?」と思わずにはいられませんでした。
通話をしている人も、大声で喋る人もいなくて、改めて自国の静けさを実感。
乗車前も人がキチンと整列して、順番通りに車内に乗り込む姿にちょっと感動。。
フランスだと、並んでいる順番など関係なく「我、先に!」と乱雑に乗り込んでいきますからね・・・。特にバス!
和食うめえ!
フランスでの食生活はパスタやジャガイモといったものを中心に食べていました。
タイ米を買って食べたりもしましたが、米は米でも慣れ親しんだ米とは違います。
日本産かどうかは不明ですが、日本米もたまに食べたりしました。
しかし、フランス滞在中は日本料理の代表格?である誰もが好むであろう庶民の味方といっても過言ではない、天ぷらや漬け物、焼き魚なんかは一切口にすることはありませんでした。
フランスでも食べられないことはないんですよ。調味料とか売ってますし。
ただね、高い。たけえっす!!
キューピーマヨネーズの小さいのが5ユーロぐらいしますからね!!
ヨーロッパの中でも比較的物価の高いフランス、そんな贅沢はできませんよ・・・。
そんな経済的事情?もあり、日本到着後に一発目に食すものは慣れ親しんだ家庭料理だ!と自分の中で勝手にルールを設け、成田空港に到着した後もコンビニへ行くのを我慢し、帰路に着きました。
実家で、最初に食べた素朴な料理は自然と笑みが出るほど嬉しかったです。
普段ならなんとも思わないのに、一年以上を経た本格的?な和食は感動しました。
外食していないのに外食した気分っていうのかな。
鮭、納豆、みそ汁、海苔。
もうこれだけあれば十分です、マジで(笑
海外住まいで久々に帰国して日本食を食べた人があることならこの気持ちがわかるはず!!
帰国中はなるべく和食を食べたい。パンとかパスタとか洋食はフランスへ帰ればいくらでも食えるので、今は和食を食べさせてくれい!!

風呂最高!
懐かしの和食と同様に、湯船に浸かったのも実に久しぶり。
フランス滞在時は家に浴槽はありましたが、お湯をためて入浴したことは一度もありませんでした。
そういえば、昨年の夏休みにハンガリーのブダペストに旅行したときは温泉に行きましたが、なんせ水着必須なんで温泉というよりはプールに浸かったような感覚でした。水着があるかないかで開放感は全く違うし、日本特有の温泉文化に慣れ親しんだ身から言わせると、あれはまったくの別物!
帰国一発目の湯船のあの気持ちよさ、半端ねえ!!笑
いかに以前の暮らしが贅沢だったかを思い知らされました。
湯船に浸かるって良いですね。考えごとしたり、ボーッとしたり、そんなことをしているうちに身体は温まるし、入浴って素晴らしい文化。
でも、フランスに戻りたい!
今回の帰国に当たり、フランスに再び戻ることは重々承知していますが、それでも最後の最後まで「フランスから離れたくない」という気持ちがぼくを支配していました。
なんなんですかね?
自分でもよくわからないんですけど、本当に一度も日本に帰りたいと思ったことがないのです。
決して、日本がキライだとか家族に会いたくないとかそういう類の理由は一切ありません。
湯船に浸かれなくても、日本食を食べられなくても、どんなに孤独を感じても、日本に住んでいたときみたいに贅沢をしなくても、それでもフランスはぼくに合っている土地なのだなと感じます。じゃなきゃ、ここまでの感情は抱きませんよね、普通は。
帰国して2週間した頃から急激にフランスに帰りたい気持ちが高まっています!!