フランス人の彼女にフラれたおはなし。
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ボンソワー、ズッカです!

気胸発生から二週間、手術から一週間が経ちました。

週末ですね、家にずっと籠ってばかりの日々はなんだかとても窮屈です。

こんな時だからこそ、色々な人と会って話をしたり、旅行へ出掛けたりしたいなーと思います。

 

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フランス人の彼女にフラれた

 

えーと、表題の通りなんですが、実は二週間前にフランス人の彼女と別れました。

正確に申しますと、フラれました。

去年の夏に出逢い、交際期間は10ヶ月ぐらいでした。

彼女はフランス在住のため、日本からの物理的な距離は数字にすると、およそ1万キロ。

時間的な距離は飛行機で、片道およそ12時間。

うん、言わずもがなの遠距離恋愛でした。

最後に会ったのはクリスマスから年始にかけて。今思うと夢のような2週間。

バレンタインは互いにプレゼントを交換したりもしました。

次は夏に会う予定でしたが、それも叶わぬものとなりました。

先月は彼女からプレゼントが届き、五月の頭にぼくは京都に行ったので、そのお土産を送ったところでした。

ちょうど、5月7日にフランスでは大統領選挙があって、ぼくはその日DELFの試験を受けに行っていました。

朝、試験を受ける前にメッセージを送り、彼女の方から「頑張って!」と励ましの言葉をもらいました。

試験が終わっていつも通り連絡をすると、その日は返事がありませんでした。

次の日になっても一向に返事は来ません。

これまでいくらケンカをしても、連絡がない日など一日もありませんでした。

ぼくは内心「おわったかも」と思い始めるようになりました。

それから3、4日ほど経って、彼女から「この数日間考えに考え抜いたけど、もう続けられない」とメッセージの中で言われました。

続けられない大きな要因は、ぼくとの物理的な距離。

彼女は就職口を探していましたが、フランスの若者の失業率は高まる中、中々職を見つけられないことを受けて、もう一度勉学に励むという選択を取りました。それが、どのれぐらいの期間かもわからないし、自分自身成長をしなければいけなくて、その上でぼくとの距離が問題だと言われました。

また、「自分よりもあなたにはもっといい人がいる」とも言われました。

これは、ケンカしたりして彼女が落ち込むとぼくによく言っていたセリフの一つ。

別れるほんの数日前までは好きと言っていたのに、なんで?という気持ちで溢れていました。

もし、自分が彼女の傍に居てやれたら、違う結果を見出せたのではないか?とか、ぼくが今こうして日本にいるから彼女をずっと寂しくさせていたのではないか?など言い出したらキリがありません。

でも、きっと彼女も悩んで悩み抜いた出した結果だと思うので、ぼくは何も咎めることなく、彼女の意思を尊重することにしました。

お互いが真剣に向き合っていたからこそ、ケンカもよくしました。

ぼくも彼女も常に本気で、そこに嘘偽りは一切ありませんでした。

日本人がよく使う建前も、彼女の前では皆無でした。

彼女と触れ合う中で、たくさんの愛情表現の仕方や、フランス人の持つ気質やユーモア、フランス文化の素晴らしさ、そしてフランス語の素晴らしさ、またフランス社会の厳しい現状を教えられました。

ぼくは彼女とコミュニケーションを取ることによって、フランス語のレベルが以前に比べて高まったことは言うまでもありません。ケンカをするにも、フランス語で言い返さなければならないので、ぼくは自分を主張しました。

彼女はぼくのフランス語に対して、何もしていないと思っているかもしれませんが、本当に感謝しています。

今、こういう立場になったことで、過去を振り返ると自分の良くなかったところなどが浮き彫りになります。

近すぎると見えない、気づかないことって沢山あります。

逆に言うと、今回気付けたということです。

自分で言うのもあれですが、本当に美人で綺麗で純粋でステキな人でした!

そんな経緯があり、ゴールデンウィーク明け直後のぼくは非常に落ち込んでいました。

そんな矢先での肺気胸です。ここまで来ると笑えます!

ちなみに、ぼくが肺気胸をわずらって手術をしたなんて事実はもちろん彼女は知る由もありません。

そんなことを言ったところで余計な心配をかけるだけですし、そんなので彼女の同情や気を引こうなんて気は一切ありませんので。

別れを告げられたその日に肺気胸になるって、ぼくの身体はどれだけ正直なんだと。。

5月11日の朝(肺気胸が発生したのはこの日の夜)を最後に、彼女との連絡は一切取っていません。

もし、運命とかそういうのがあるならば、いずれまた戻ったりするでしょうし。

たいていのことは時間が解決します。

あと基本的にぼくは、「来る者選んで、去る者追わず」の人間です!(笑

今回、予期せぬ事態が立て続けに起こり、正直カナリのダメージがありますが、それでも乗り越えていかなきゃいけないんですよね〜

過去を振り返った時に笑い話になればいいかな。

今日はカナリ赤裸々な内容になりました。

またセリバテールに戻ってしまいましたよ。

異国の人との恋愛ってロマンティックでステキですよね。

では、みなさんボンソワレー!

 

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