4年前の今日、ぼくは初めてフランスを訪れた。
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ボンソワー、ズッカです!

4年前の今日、2013年6月26日にぼくは初めての海外旅行でフランスという異国の土地へ足を踏み入れました。

そんな人生のターニングポイントでもあったこの出来事を回想しながら、今のぼくにどんな影響を与えてきたのかということをまとめてみたいと思います。

 

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旅行のきっかけ

 

これを説明するにあたり、ちょっと前置きがあります。

ぼくは2013年4月30日をもって4年勤めた会社を辞めました。

辞めた理由は東京で再就職しながら趣味で音楽をやろうと思っていたこと、新たな環境に身を置いて自分を高めていこうというのが当初の目的でした。

ネットやハローワークで求人を探す日々が続いている中、母親と妹とぼくを含めた三人でイタリアンを食べに出掛けた5月のある日のこと。

「仕事もしていないんだし時間もあるんだから海外旅行にでも行ってきたら?」と、唐突に母親がぼくに提案をしたのでした。

そのときは「海外か〜死ぬまでには行ってみたいな。確かに就職したらもう行ける機会は中々ないだろうし、試しに行ってみるか!」ぐらいの軽いノリでした。

それから、ぼくは行き先を悩みます。

イギリス、フランス、イタリア、スペインが候補でした。

そして、イギリスかフランスでとても悩みました。

以前、妹が修学旅行でパリに行ったことがあったので、その影響もありフランスになんとなく惹かれました。

また、ぼく自身、芸術や音楽や映画やモードに関心のあることがフランスを選んだ大きな決め手でした。

 

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旅行の申し込みと前準備

 

行き先をフランスに決めてから、ネットで最安の旅行を検索しました。

初めての右も左もわからない海外旅行なので、HISでツアー旅行に申し込んだのでした。

このときは同行者もいないので、まさかの「おひとりさま」のツアー申し込み(笑

後述しますが、このときのひとり参加はぼくだけでした。。

ちなみに保険を含めた諸々の旅費(お土産代は除く)は22万でした。

「これぐらいで海外行けちゃうの?思ったほど高くないじゃん!」というのが当時のぼくの印象。

この時点でぼくは旅行に絶対不可欠であるスーツケースを所持していなかったので、スーツケースも揃える必要がありました。

昔から見た目から入る習性のあるぼくはすぐさまリモワに目を付けて、丸の内の店舗へと向かい、当時で一番高級だったトパーズチタニウムのシャンパンゴールドの一番大きいサイズを購入。

「このモデルは使えば使い込むほど味が出てきますし、何世代にも渡って使うことができます」と、もの柔らかな口調で丁寧にリモワの良さを伝えてくれる店員さんの接客が本当に素晴らしく、当時のことを今でも鮮明に覚えています。

確かにネットで買ったほうが実店舗よりも安く買えるメリットはありますが、この時の接客は差額分以上の価値がありました。

また、リモワは正規店以外での購入は故障した際に修理保証外になってしまうので、ぼくは正規店で購入をしました。

 

旅行前のフランス語力

 

旅行前のフランス語力は皆無。

ボンジューとメルシーしか知りませんでした。

旅行に先立ち、少しでもフランス語に馴染もうとアマゾンで「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」を購入しました。

が、これ文法書なんですよね。試しにと、読んでみてもさっぱり頭に入ってこない。

「やべえ、買う本間違えた!」と気づき、近場の書店で再度「ことりっぷ フランス語」を買いました(笑

 

いざ、フランスへ!!

 

フライトはドーハでトランジットをしカタール航空でパリへ。

ドーハの空港での待ち時間がやけに退屈で長かったのを覚えています。

以降、フランスへ行く際はエールフランスの直行便で行くようになりました(乗り継ぎは疲れます)。

パリはシャルルドゴール空港に着いた瞬間にまずぼくが感じたこと。

フランスっていい匂いがする♡笑

見慣れない英語とはまた違うフランス語の広告、周りから聞こえてくるフランス語、すべてが新鮮でした。

当時のツアーの行程が出てきたので、画像を貼り付けます。

こんな感じでした!!

 

フランスでのハイライト!

 

初めて訪れたフランスの印象はとにかく自由でした。

同時にどこか懐かしいような感じもしました。

うまく言葉には表わせないのですが、将来自分がここにいる景色が鮮明に浮かんできたのです。

笑われるの覚悟で言いますけど、ホントに!

それまで日本から出たことのなかったぼくにとって、何もかもが衝撃的で魅力的でした。

メトロの駅構内で楽しそうに音楽を奏でる人、何もない広場の地面に壮大な絵を描く人、目が合うとニッコリと微笑む人、物乞いをする人。

ぼくはそれまで自由に生きてきたつもりでした。

でも、フランスという国を目の当たりにし、パリという街を肌で感じ、もっと自由に生きて良いんだと思うようになりました。

「こんな国に住めたら良いのにな〜」と、ぼくはツアー先で一緒だったおじさんにボソッと言いました。

「じゃあ、住んじゃえばいいんだよ!」と言われたのが今でも忘れられません。

帰りの空港でのことでした。

 

フランス語を学ぶ決意

 

フランス人は無愛想だという話を聞いてはいたけど、特にそういった印象は受けませんでした。

お店に入って、ことりっぷを片手にカタコトのフランス語を話すと発音をわざわざ教えてくれる温かな人もいました。

ボンジュー!とぼくが言ったらボンジュー!と挨拶が返ってきて、フランスだとごく普通のことなのかもしれないですが、それがすごい楽しくて「ああ、確かに自分はフランスにいるんだ」というのを実感しました。

ぼくがこの旅行を通して一番感動したこと。

それは、言葉を通してのコミュニケーションです。

どんな綺麗な景色よりも歴史的建造物よりも、何よりもぼくは言葉の素晴らしさに胸を打たれました。

旅行中は、簡単な挨拶はフランス語で、残りのやり取りは中学生レベルの拙い英語で意思の疎通をはかりました。

母国語ではない外国語で、自分の言いたいことが伝わったときの感動とそれに対する反応が返ってきたこの上ない喜び。

「もしフランス語が話せたなら、どれだけ楽しいのだろう?」

そんな想いが溢れる中、ぼくは決意をしました。

「必ずフランス語を勉強して、またフランスに戻ってこよう」

こうしてぼくはこの旅行以来、現在に至るまでフランス語の勉強を続けています。

初めて音楽以外のことに没頭できるものにめぐり逢えたときの喜びは計り知れません。

これまでとは全く異なる世界が切り開かれた大切なキッカケ。

フランス語の響きは「これだ!!」と言わんばかりの、身体中にイナズマが走るような感覚でした(笑

フランスのことを考えない日は1日もありません。

強烈な片思いです(笑

もし、母親のあの一言がなかったらぼくは海外へ行っていなかったかもしれません。

そうなると、フランス語も勉強していなかったかもしれない。

偶然か必然かはわかりませんが、呼び寄せられたのは間違いなさそうです!

 

まとめ

 

あれから4年の月日が流れて、ぼくの根本的な気持ちは変わりません。

想いは日に日に増しています。

語学力的にも人間的にもまだまだ至らぬ点は多いですが、この純粋な好きという気持ちをこれからも大事にしていきたいです。

ぼくは飽きもせず人にこう言い続けています。

「フランスに住むから!」

言霊の力ってあると思うんですよね。

では、みなさんボンソワレー!!

 

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